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masagrantのブログ

起業家、IPO断念、そしてMA。これからのビジネス人生を考えちゃうblogです。

つまらない自治体動画に金と時間をかけて欲しくないと本気で思う

前にも書いたけど、地方創生を事業会社が事業化するのは儲からない。

でもやってる当人たちには「大義名分」ストーリーを作り、その事業ベクトルの多くは「観光事業」として地方展開しようとする。

でも、そもそも観光は商売が難しい。再現性が難しいというか、そう頻繁にリピートされる種類じゃないし、何よりも距離と時間とお金が絡むのでなかなか・・・以前、H.I.S.を筆頭とした「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」という組織を作って観光ベースの地方創生を手がけたが、失敗。当時、僕らは全国各地の公共イベントを取り上げたキュレーションメディアを作っていた。地方の公共イベントは告知手段がなく、それをメディア化し広く告知する事で、地域の交流人口が増やしたい、という思惑だった。それ自体はすごくまっとうな思想だと今でも思ってる。でも、しかし!観光絡みをビジネスにしようとすると大概こうなる。

「うちの町は金がないから、ロハで手伝って欲しい(うちをモデルによそで稼いで)」
「そもそも外国人がたくさん来ても受け入れに困る」
「町の有力者が曲者揃いでまとめられない(既得権)」

お金の問題は、旅行会社がこれまで過酷な価格競争を繰り返してきた事も要因で、エージェント等事業者側も着地の観光地も薄利前提で厳しい要求が展開されている。粗利5%なんてまず厳しい、という話をどのエージェントも嘆いている。再現性も少なく、横展開も簡単じゃない。その他課題も、踏んだり蹴ったりなものが多い。

地方創生。

だから、観光頼みにしてはいけない。そもそも、思い出したように町の魅力を探してもその発信はもはや詐欺。DMOとして地域活性を図る取り組みも目立って来たが、サイズも小型で、外部から勢いのある人が数人移住して来てその町に貢献する。すごく美しいストーリーだが、やっぱりそのうち疲弊しネタも尽きる。もちろん、定着しているところもあるけど。

今年の確定申告、住民税などまあまあの納税者になったことで、初めて本気で税収の使い道を意識するようになった。で、目につくのが地方創生の名の下に展開される「自治体動画」。やりすぎ。寺院のような文化遺産をゲームにしたり、副市長がラップで町を紹介したり。もちろん素敵な動画もたくさんある。でも、無理に笑いに走ったり、女子大生使ってみたり、もう散々。大切な税金を、こんなものに予算かけるんなら本気でその町にいちゃいけないんだ、くらい思う。
だいたい、ユーモア、笑いは金で買えない。笑いやユーモアは偶然の産物だからこそ面白い。自治体のような堅い人たちがやるから面白い、なんてこともない。その行為自体笑えない。もうこういう動画みると悲しくなってくるというか、これ作って面白いよなーなんて身内同士で話しているかと思うとイタいわ。

税収は、圧倒的配分として教育にかけるべき。
もちろん、基盤整備や高齢化対策など様々な課題はあるだろうけど、圧倒的に教育。そして地方創生の本質は、どれだけ地域を挙げて教育に力を入れられるかだと思ってる。素敵な教育を実施できる町には人も住みたくなるんじゃない?日本を中長期的な視野で見れば、これから多くの分野でアメリカ、中国に負け続けると思う。言いたくないけど軍事ベースの国とは生まれてくる事業背景から違う。映画「スノーデン」でも垣間見れる。だから世界共通のサービスや事業GAFAのような企業が生まれない。

日本らしさは、争いのない平和な環境で培われた豊かな心と和。そこを磨く教育にもっと力を入れるべき。英語はもちろん必要だが、プログラミングをやらせる前に、誇りを持つことができる教育を与えれたらいいな。

少子化になればAI、ロボットの力だけじゃなく、移民の力を借りなきゃいけなくなるかもしれない。そして、少なくなった労働人口に十分な知恵、経験、教育が与えられていれば、新たな産業を生むだけじゃなく、日本人らしい豊かな心と和を持って世界中の国々と新しい形のディールができるかもしれない。目先の訪日客増加や観光集客、エンターテイメントに走る前に、地方創生としてのいろんな教育特区を作って人を誘致することをもっと実現して欲しい。エンターテイメントはそれからだと思う。。。なんてねー^^

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